皆さんこんにちは。
令和3年度には介護保険制度の改定が行われるのですが、
その中で今最も私どもが注目しているのが
「訪問看護ステーションの看護師の人員配置6割以上」というものです。
訪問看護ステーションは看護師や保健師の他に理学療法士や作業療法士のリハビリ専門職(以下、理学療法士等という)が共に働いていますが、今度の改定ではステーションの人員を、看護職員6以上:理学療法士等4以下にしなければならないというものです。
全国には数多くの訪問看護ステーションが存在しますが、今現在この人員配置をクリアしていないステーションは、看護職員の採用を急ピッチで進め、不可能であれば理学療法士等の稼働を制限せざるを得なくなるという非常に厳しい改訂案が議論されています。病院ですら看護師不足と言われている中、、、非常に厳しいです。
私たち訪問看護ステーションで働く者としては、訪問看護に携わる看護師が一人でも多くなることはとても喜ばしいことですし、同時にそう有るべきだと思います!
在宅医療には訪問看護師がとても必要です。
しかし!同時に理学療法士等の稼働制限、人員削減、、、となると訪問リハビリを受けられる人も制限されるわけですね。
日本理学療法士協会調べによると、この改定が実行されると、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のサービスが受けられなくなる「リハビリ難民」が約8万人にも及ぶとされています。
リハビリを必要としている人に満足にサービスが届けられない時代が近づいていると思うと不安でたまりません。
皆さんどう思いますか?
理学療法士等の訪問は、病院等からの訪問リハビリテーションも別にありますが、病院からの訪問だけでは、その提供エリアをカバーすることができません。特に天草などの過疎地域では、深刻です。
だからこそ訪問看護と同じように、訪問看護ステーションからの理学療法士等の訪問も欠かせないのです。
私たちは日常生活に何らかの支援が必要な方々に対し、訪問看護と訪問リハビリのサービスによって在宅生活に安全と安心をお届けすることを大切な理念として掲げています。
そしてこの高齢化社会において今後ますます訪問看護と訪問リハビリの必要性が高まってくるものと思います。
決してこの大切な資源が無くなることとの無いよう、切に願います。
どうか、この問題について、家族や友人、職場のスタッフや、その他お知り合いの方に周知頂き、
国民のニーズに応じられる柔軟な制度改正を行うことを求めるための署名活動ご協力お願いします。
https://questant.jp/q/shomei (回答は1分で終わります)
【緊急署名活動!】訪問看護ステーションにおける人員配置基準の新設に関する緊急署名活動
(第1次締切11月30日、第2次締切12月6日)
訪問看護リハステーションRICHE 施設長 木崎拓真