うちの社長は有休消化100%を目指しているカッコいい社長です!
なぜ、社長は有休消化100%を目指しているのでしょうか??
そこには過去のつらい想い出が隠されていたのです・・・
【おじいさんとおばあさんとおがわ青年の物語】
10年前の物語です。
おがわ社長が介護職として現場で働いていた時の話です。
当時、民家を改修した高齢者施設に勤務していたおがわ青年。
その日は介護職として現場で夜勤をしていました。
利用者様2名に対し、おがわ青年1人で夜勤対応している状況でした。 深夜2時。 おがわ青年の眠気がピークにさしかかったその時です!!おじいさんが自室からズボンをびしょびしょに濡らして出てこられました。
これは大変だ!
と、思ったおがわ青年はおじいさんをトイレへと案内して、清拭と着替えの支援を行いました。
すると、
おじいさんは「お腹が痛くなってきた」と話されるので、おがわ青年はトイレの外で待っていることにしました。
すると!すると!
夜中の2時というのに外出着に着替えを済ませたおばあさんが奥の部屋から出てくるではありませんか!?
おばあさんはおがわ青年へ一言。
「今から帰ります、お世話になりました」
おがわ青年は驚きながらも冷静に説明をさせていただきました!
「今日はこちらに泊まられて、明日の朝から私がご自宅にお送りするようになっていますので、ゆっくり休まれてくださいね」
すると!すると!すると!!
慌てるおがわ青年に追い討ちを掛けるかのごとく、トイレで用を足していたはずのおじいさんが…
自分でお尻を拭こうと試みた結果…
便にまみれて出てこられるではありませんか!?
慌てるおがわ青年は冷静を装い、おじいさんの清拭と着替えを手際よく進めます。
さすがはおがわ青年!
プロの知識とスキルをもって素晴らしい清拭と着替えの支援!
と!そこに!なんと!
あのおばあさんがトイレ内で支援をしているおがわ青年へ激しく怒ってくるではありませんか(ブチギレ)!?
「なぜ、泊まらないといけないの!?」
「あなたの世話にならなくても大丈夫、1人で帰れます!?」
深夜2時、眠さと便臭、理不尽に怒鳴られる・・・
おがわ青年は次の瞬間・・・
「ちょっと座っててください!!!!!」
と、声を張り上げておばあさんへ怒鳴っていました。
はたと、我にかえったおがわ青年…
なんというひどい対応をしてしまったのだと自己嫌悪に陥りました。
すぐに、謝罪して朝までおばあさんの話を聞き、なんとか夜勤を乗り越えました。
おがわ青年の苦い思い出は以上です・・・
それまで、
テレビの向こうで介護現場の虐待がニュースとして取り上げられるのを見るたびに「なんてひどいことをするんだ」と思っていました。
しかし、
支援者が余裕を持って働くことができない環境下では、より良いサービスなんてできない…
ということを身をもって経験しました。
その経験が会社経営をしていく上でも大切にしたい価値観として根付いています。
支援者に余裕がある状態でこそ、より良いサービス提供ができるのだと!
だから、
有休消化100%を目指し、支援者自身が余裕を持って働くことができる環境づくりを目指しているのです!!
まだまだ道半ばではありますが、
理想のサービス提供環境を目指して日々精進しています!
心優しいおがわ青年の過去のつらい思い出も、今の会社運営に活かされているのを知ると1つ1つの支援の積み重ね(良くも悪くも)が、より良いサービスを作っていくものだと思い知らされます!
日々進化している株式会社リハビリテーションコムラッド!
今後の更なる成長に期待です!!
おがわ青年も成長し、青年と呼ぶにはおこがましい年齢となっています。笑
社長 おがわともみ(現在37歳)